エヴァのA.T.フィールドについてまとめ(対ガンダムも)

どうも、EVA Mark.06です。


エヴァンゲリオンのA.T.フィールドについてまとめました。個人的な考察も入っていますので悪しからず。

後半はエヴァ対ガンダムの話へ結びつけました。

[A.T.フィールド]
エヴァンゲリオンという作品の中では1番重要な設定ではないでしょうか。これなくしてエヴァンゲリオンはない、と言えます。
正式名称は

Absolute Terror FIELD
(絶対恐怖領域)

生きとし生けるもの全てが持つ心の壁であり、そのうち使徒とそれと同等の存在であるエヴァのみが物理的なそれを形成することができ、用途は多岐に渡ります。

また、生命の形そのものもこのA.T.フィールドに支えられており、これが消滅すると生命としてのその形を維持できなくなる、というのもエヴァ作品・A.T.フィールドの設定のひとつです。

しかし作中で見られる最も基本的でよく知られている用途は防御壁(バリア)です。
何がA.T.フィールドを使うかによって、その強度には大きく差が出ます


例えば、新劇場版:序の対第の6使徒戦にて地上に出た初号機は直後、第6の使徒の加粒子砲によって撃破されますが、これは当時の初号機のA.T.フィールドがその程度だったことを示します。


また、その後のヤシマ作戦による大型試作陽電子砲によって第6の使徒のA.T.フィールドは簡単に突破されますが、これも第6の使徒のA.T.フィールドがその程度だったことを示します。


逆に、新劇場版:破の対第10の使徒戦にて覚醒し、疑似シン化形態となった初号機は、それまで圧倒的な攻撃力を見せつけていた第10の使徒の攻撃をそのA.T.フィールドによって容易に防いでいます。この時の初号機のA.T.フィールドの強さは未知数であると言えます。


A.T.フィールド
この動画前半はパチンコのものなので本編には関係がありませんが、このようにA.T.フィールドは場合によってはあの第6の使徒の攻撃さえも簡単に防ぎます。

多重A.T.フィールド
他に、多重A.T.フィールドというものもあります。これは新劇場版:破にて最強の拒絶タイプ・第10の使徒が使用しました。

これらの情報により、A.T.フィールドは条件によってその強度が大きく異なることがわかります。

A.T.フィールドのその他の用途としては

中和
使徒のA.T.フィールドを中和し、消滅させる

圧縮
対象物(空間?)を圧縮・破壊

空間などの維持
全てを呑み込む虚数空間、ディラックの海などの空間を支える
前項の空間圧縮と同類作用の可能性有り

精神汚染
特殊な波長で放射することで人類を精神汚染

叩きつけ
A.T.フィールドを直接叩きつける

破壊光線
ビーム状の破壊光線

特殊作用・空中浮遊・衝撃波・結界
エヴァを遠隔操作・ヘヴンズドアのロックを解除(条件は不明ですが、戦闘機、機械その類のものを動かせる可能性有り)

空中を浮遊

衝撃波

光波・電磁波・粒子の遮断(量子遮断レベルの強力な結界)

(上記全て、アニメ第弐拾四話にて第17使徒タブリス/渚カヲル)

修復・代用
折れた体の一部を修復
(アニメ第弐話、新劇場版:序にて初号機暴走時)

消えた体の一部の代用
(新劇場版:破にて初号機覚醒時)

などなど...

さて、A.T.フィールドの特徴と説明はここまでにしまして、

エヴァVSガンダム
私が以前活動していた質問アプリ‟LINE Q”のみならず、ネット上でもよく

エヴァVSガンダム

の質問をされている方をお見かけします。
当時の私個人の意見としては解なしだと考えておりましたが…。(現在はそう考えておりません)

それはともかく、恐らくそこで1番議論になるだろう事柄である、A.T.フィールド突破論について前項を踏まえて記述したいと思います。
あくまで、A.T.フィールド突破論についてのみの話となるので、今回はそれ以外の事柄は一切記述しないこととします。

前述した通り、A.T.フィールドは必ずしも高出力のエネルギーで破られるとは限りません。
エヴァの状態によってA.T.フィールドの強度は可変であり、今の所その最大値は未知数だからです。


それでもなお、突破可能と豪語する方の根拠は恐らく全て以下の二つではないでしょうか。
❶ 空想科学読本の検証による突破可能論
❷ 庵野監督による突破可能発言

❶ 空想科学読本の検証による突破可能論
まず❶についてですが、これは説明するまでもなくエヴァ、ガンダム両機の可能性全てを考慮しているわけではなく、A.T.フィールドに至っては第6の使徒のそれのみでの説明となっていますので、全く当てになるものではありません。

❷ 庵野監督による突破可能発言
次に❷です。
そのうちまず恐らく1番有名なものから。

“スーパーロボット大戦”参戦時の発言について。


庵野監督は『スーパーロボット大戦』へのエヴァンゲリオン参戦を大いに喜び、「ファンの一人として楽しみにしています」というコメントをバンプレストに送り、また「A.T.フィールドはスーパーロボットたちの必殺技で貫ける」、「エヴァンゲリオンの身長は40 - 200m」、「エヴァンゲリオンは宇宙でも活動可」などの設定もバンプレスト側に提出している。

Wikipediaより引用

これはあくまでスパロボというゲームとしての設定に過ぎず、本編とは関係がありません。つまり、この事実からわかることは

ゲーム内ではA.T.フィールドはその程度

ということです。
本来の力を知っていれば信じられないくらい弱く設定されることになります。それもそうでしょう。エヴァに限らず、その作品内での設定通りの力でそのままゲーム内で戦わせてしまったらそれはゲーム作品として成り立たないからです。それぞれの世界観を無理やり同じフィールドにねじ込ませるには設定を変える他に手段はないと言えるでしょう。

ニコニコ大百科(仮)
次に、信憑性に欠けるところがあると思いますが一応

ニコニコ大百科(仮)

から。

この記述より、スパロボF・パズドラ・モンストも前述と同じようにゲーム内だけでの設定であることがわかります。同じく本来のA.T.フィールドをそのままにしているとは考えられない設定であると言えます。

http://dic.nicovideo.jp/t/a/atフィールド

A.T.フィールド - スーパーロボット大戦Wiki
続いて

A.T.フィールド - スーパーロボット大戦Wiki

なるものから。この時点で既に、スパロボに限る設定のことが書かれていると思われますが。

ここに書かれていることが正しいとすれば
コン・バトラーVの超電磁スピンなら破れる
というのは嘘ということになります。

http://wiki.cre.jp/SRW/A.T.フィールド

結論としては

「ガンダムがA.T.フィールドを破れるかどうか」

というのは

「一概には判断しかねる」

というのが答えだと思います。

閲覧していただいた方、ありがとうございます。
はじめに提示した通り、個人的な考察も含まれています。

投稿:2018年9月20日

※注意
このまとめは、2015年~2017年にかけてLINE QユーザーのEVA Mark.06が博士のノートとして投稿したものを、2017年のLINE Qサービス終了に伴いNAVERまとめに再投稿したものです。

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